スーパーマーケットのオーケーがみなとみらい21地区に店舗を出し、本社を移転

2014年1月4日更新 view: 2865 view

現在は、東京都大田区、京浜急行「雑色」駅前のオーケー「サガン店」上層階にあるオーケー本社が移転するらしい。

最近急速に店舗も増えているオーケーがついに本社移転するようだ。まとめてみた。

スーパーマーケットのオーケーがみなとみらい21地区に店舗を出し、本社を移転

新本社はみなとみらい21地区の59街区

みなとみらい21地区59街区の開発内容

開発事業予定者を公募していたMM21地区59街区。平成24年度第2期の募集に1件の提案があり、審査の結果、提案者である「オーアンドオーMM59グループ」を事業予定者に決定した。

みなとみらい橋のたもとにある59街区※横浜市資料

「オーアンドオーMM59グループ」は、大手スーパーマーケットのオーケー、不動産会社の岡田ビル、大成建設横浜支店の三者で、59街区にビル3棟を建設する。

59街区は1.6ヘクタール(1万6000平方メートル) 。キング軸にある高島中央公園が1.4ヘクタール、この夏オープンする34街区ビルが1.8ヘクタールなので、かなりの広さだ。そのうち、0.7ヘクタールをオーケーが取得し、地下1階地上9階建てのビルを建設。2~3階は店舗、1・4・5階に駐車場、6~9階を事務所(本社)とする。竣工予定は、2015年8月。

残りの0.9ヘクタールは岡田ビルが取得。地下1階地上18階のホテルと、地上28階のタワーマンションを建て、2棟の1~2階をつなぎ、その部分を商業施設にする予定。

青い枠線がオーケー予定地※横浜市資料

59街区は、マリノスタウンのすぐ隣。比較的開発の遅れていた地域であり、商業施設の少なかった場所だ。ポートサイドやコットンハーバーなどのタワーマンション群からも近く、かなりの集客が見込めそうだ。

オーケーはどんなスーパーなのか

沿革【オーケーのこれまでの歩み】

1958年 6月 (株)岡永商店の小売部門として創業。
1964年 9月 コンピュータによる商品管理システムを導入。
1967年 9月 (株)岡永商店より分離、オーケー(株)を設立。 資本金7000万円。
1971年 10月 (株)東京スーパーマーケットを吸収合併。 資本金1億7400万円。
1972年 9月 資本金を2億5000万円に増資。
1975年 5月 世界初の無人スーパーを通産省と共同で開発し、実験営業。
1978年 9月 本社をオーケージャンボサガンビルへ移転。
1982年 1月 資本金を3億円に増資。
1983年 1月 コンピュータシステム全面稼働。
1986年 4月 経営の抜本的な改革に着手。
基本方針『高品質・お買徳』に『Everyday Low Price』を加える。
11月 横浜市港北ニュータウンに民活第1号として商業用地を取得。
1987年 10月 フランスのカルフールと共同して日本市場のマーケットリサーチを実施。
1989年 4月 消費税施行、消費税相当額(3%)の割引を実施、消費者の実質的な負担をゼロにする。
4月 買い物袋の有料化を実施。
1996年 3月 『年率30%成長に挑戦』を経営目標に掲げ公表。
1997年 2月 資本金を8億円に増資。
4月 消費税率が5%に。 当初の消費税相当額(3%)の割引を継続。
1999年 9月 『総経費率15%』、『経常利益率5%』、『借入無しで年率30%成長達成』に目標を改め、長期計画を作成。
2001年 11月 『高品質・Everday Low Price』徹底のため、特売チラシ廃止・商品情報発行。
2002年 4月 新コンピュータシステム稼働。
4月四半期決算実施。
4月売上予算は、全店・全部門一律前年110%の設定を開始。
9月予約方式自動発注システム実験開始。
2003年 3月社内活性化の為、昇格,降格10%ルール開始。
3月経常総経費率15.86%『目標15%』、前年16.47%、前々年16.77%。
4月新世代の革新凍結システム(CAS)を導入。
8月資本金を9億4500万円に増資。(第三者割当による時価発行増資)
10月予約方式自動発注システム本格稼働開始(日配食品部門関東地区全店)。
2004年 1月長期計画見直し。
2010年3月期『借入無しで年率20%以上の成長を継続して実現する』。
売上高は2000億円以上とし、経常総経費率は15%台、経常利益率は4%台を維持。
第1段階達成の上で、『借入無しで年率30%成長を達成する』に挑戦。
4月消費税の総額表示実施、本体価格と税込価格(銭まで表示)併記の独自方式で対応し、顧客の信頼が高まる。
9月業績連動型賞与の自動計算システム稼働、第2四半期の特別賞与計算に初めて運用。
10月生鮮部門の抜本的な強化策が次第に定着、売上の伸びが顕著になる。
10月港北店隣地に建設中の駐車場ビル(404台)が完成、新旧併せて738台駐車可能。
11月単月ながら売上前年比131.6%を記録、経営目標の30%成長を初めて体験。
12月グローサリー自動発注全店稼働。
2005年 8月2005年8月20日現在の株主に対し1株を2株に分割。
10月労務問題への積極的取り組み。
2006年3月店長と部門責任者(指揮者)について、1職位2直3人編成の厳守を徹底。
本社の勤務時刻を 《9時?18時》→《7時30分?16時30分》に変更。
9月2006年9月21日現在の株主に対し1株を2株に分割。
11月オーケークラブ発足。当初の消費税相当額(3%)の割引は会員のみの特典とし、会員数約80万人。
2007年3月自動棚割開始。一般食品・菓子・飲料が対象。
7月30日付で2007種類株227,400株を、2,500円/1株で発行、株主数は2,274名増加。
資本金は12億2925万円に。
8月青果発注システム稼働。
2008年2月地球温暖化防止の一助にと、営業時間を、開店8時30分以降、閉店21時30分迄、と規制。
(例外清瀬店)
2月新リース会計基準の施行に伴い、2008年2月開店の本厚木店以降、開店の際にリースで取得していた設備什器約3億円について、従来のリース調達を取りやめ、現金払いとする。
3月同一労働・同一賃金に対応、時給ベース構築の給与体系に移行。人材早期育成目的の実務研修制度発足。
3月オーケークラブの会員数が約120万人に。
9月22日付で2008種類株515,600株を、3,074.80円/1株で発行、株主数は 2,601名増加、資本金は 20億2193万円に。
2009年 3月オーケークラブの会員数が約158万人に
9月30日付で2009種類株479,800株を、3,530.20円/1株で発行、株主数は 2,287名増加、
資本金は 28億6882万円に。
2010年 3月オーケークラブの会員数が約198万人に。
9月 お客様に対して親切に接客出来る社員を増やす目的で、仕事に精通、接客態度の良い社員に「ガーベラ記章」の贈呈を始める。
2011年 3月オーケークラブの会員数が約238万人に。
3月東日本大震災が発生、地震と津波、原発の放射能漏れも加わり電力不足が
大きな社会問題に。
6月全店の照明器具をLED対応の照明に交換し、全ての『消費電力の見える化』を
一挙に推進、全体で25%超の節電を目指す。
7月牛肉の放射能汚染が報道され、当社は直ちに放射能の検査装置を取得、放射能汚染の有無を入荷時点で全頭検査して、セシウム不検出のもののみを従来売価の3割引で販売。
A4和牛の売上前年比は約40%増、取扱数量は約2倍に。
12月国産牛に続き、国産豚についても放射能検査を実施、セシウム不検出のもののみを従来売価の3割引で販売。 (国産豚の場合はロットごとの抜き取り検査)
2012年 3月 オーケークラブの会員数が約260万人に。
2012年 9月 電力の効率を最大に高める仕組みの BAMDS バンダス 4D/COAシステムの導入が完了、 外気温等の変化に対し、冷ケース内を適温に保つよう消費電力を自動的に管理、温度データは時間ごとに記録しています。
2013年 3月 オーケークラブの会員数が約291万人に。

オーケーHPより

http://www.ok-corporation.co.jp/company/index.html

会社情報

【創業】 1958年
【会社設立】 1967年
【事業内容】 ディスカウントセンター・ディスカウントスーパーマーケットの経営
【取扱商品】 一般食品・米・菓子・飲料・酒・日配食品・
消耗雑貨・ペット用品・家庭雑貨・文具・医薬品・
精肉・水産・青果・花卉・惣菜・寿司・ベーカリー・
生活レジャー用品(家電・玩具・衣料・靴・スポーツ等)
【本社】 東京都大田区仲六郷2-43-2 オーケージャンボサガンビルヂング
〒144-8668 TEL.03-3733-6161(代)
【資本金】 28億6,882万円
【主要株主】
飯田勧、オーケーホームズ(株)、(株)パンプキン第一ストア、
三菱商事(株)、三菱食品(株)、伊藤忠商事(株)、
フジッコ(株)、東京青果(株)、日本製粉(株)、
(株)三井住友銀行、(株)横浜銀行 (敬称略)

【取引銀行】
(株)三井住友銀行東京中央支店、(株)横浜銀行川崎支店、
(株)三菱東京UFJ銀行本店、(株)みずほ銀行八重洲口支店、
(株)あおぞら銀行本店、(株)りそな銀行大森支店、
三菱東京UFJ信託銀行(株)本店、三井住友信託銀行(株)本店営業部、
農林中央金庫本店 (敬称略)

【関連会社】

いずれも100%子会社です。(単位;千円)

株主資本 資本金 資本剰余金 利益剰余金

オーケー店舗保有(株)(店舗をオーケーに賃貸) 1,035,253 400,000 400,000 235,253
(株)丸鐵(青果仲卸業) 181,634 10,000 - 171,634
(株)オーケー・マーケッティングリサーチ(市場調査) 34,943 10,000 - 24,943
(株)デリブティック(焼き肉店経営) 67,838 40,000 33,000 △5,162
(2013年3月期 実績)

なぜみなとみらいに出店&本社移転なのか

現在は、東京都大田区、京浜急行「雑色」駅前のオーケー「サガン店」上層階にあるオーケー本社。

目の前にある国道15号は、1945(昭和20)年に都市計画がはじまり、今後整備される予定がある。整備がはじまるのは来年かもしれないし、10年後かもしれないが、いつか行われることは確実な状況。

本社の下にあるサガン店入口。「サガン」は多摩川の「左岸」にあることから名付けられた

この国道15号整備によって、サガン店の前にある駐車場や駐輪場の一部が歩道になる可能性があり、事務所の拡張はかなり難しい。業績が拡大し成長を続けている現在、本社の事務所スペースが限界に近づいてきていることから、オーケーはいずれ本社移転をと考えていた。

そんな中、岡田ビル、大成建設から「みなとみらいに店舗を出しませんか」という話がきた 。最初は、2011年、今回の話とは別に現在みなとみらいグランドセントラルタワーがある42街区への出店の誘いだった。しかし、42街区は残念ながら定借10年という条件があった。10年経って閉店や移転ではお客様に失礼になるということから断念したが、その3ヶ月後に、今回の59街区の話がきた。

59街区は定借もない、所有というかたちでの話であり、すべて条件が適っていた。みなとみらい21地区は横浜市としても賑わいを求めており、国際都市、これから拡大していく場所ということから、店舗を持つだけでなく、本社と一体の旗艦店を作る検討を行うことになった。
 

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現在の59街区。タワーマンションが近くにいくつもある

2012年10月にオーケーは、岡田ビル、大成建設と共に、横浜市へ59街区開発のプレゼンを行い、同年12月に横浜市より認定され発表となった。

みなとみらい21地区には、緑化や賑わい、見下ろし景観などに関してさまざまな街づくりルールがあるが、設計や建設に関してはこれをきっちり守っていく予定。子どもが遊べるスペースなどは、59街区を一緒に開発する岡田ビルと相談しながら作っていく予定だ。

59街区はポートサイドからも比較的近い

みなとみらい21地区は企業誘致を積極的に展開しており、横浜市では税の優遇措置や助成金などの制度もある。そういったものを使わせていただく以上、今後、横浜市にきちんと貢献していきたい、と話す。また、オーケーの哲学は「オーケーが近くにできてよかったとお客様に思っていただくこと」。近隣の方にそう思っていただけるような店にしたいとのこと。

59街区の店舗面積は、「都筑ふれあいの丘」駅前のオーケー港北店と同程度の予定

なお、本社は移転するが、その下にあるサガン店はそのまま営業を続ける。事務所が空いた分でまた新しい展開が生まれるかもしれないとのこと。

今後の展望について

オーケーは現在、横浜市内に港北、北山田、新山下、日吉、港北中央、阿久和、長津田、三ツ境、戸塚上矢部、妙蓮寺、本牧と、11店舗 を展開している。全国的に見ると、2012年3月期のデータでは、オーケーは東京・神奈川を中心に、埼玉、千葉、宮城と65店舗を展開している。営業収益は2360億500万円。従業員数は6931人。うち正社員1920人、パートナー社員(契約社員)3166人、パート社員1845人という構成だ。

今後は、国道16号より東の地区に 、年間3~4店舗のペースで出店を行う予定だ。

なお、株式公開については、上場にはメリットがなく、コストがかかりすぎるため、今のところ全く考えていないらしい。これまで数度行ってきたように お客が株を持つ形、株の本来のありかたである「その会社のファンだから長期的に持つ」という考えに則ってということなら、今後も可能性はあるかもしれないとのこと。

http://hamarepo.com/story.php?page_no=1&story_id=1614

2014年東戸塚店もオープン

ポリシーのある経営で消費者に喜ばれる店舗が増えることは歓迎したいですね。

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