投資するべきか否か、今年の中国経済事情を考える

2014年1月22日更新 view: 465 view

世界中から投資を受ける中国

中国
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中国商務省によると、2013年の海外から中国への直接投資は前年比5.3%増加し、1176億ドルと、過去最高を記録した。

地域別では、アジア諸国から中国への投資が特に目立ち、香港、タイ、シンガポールなどアジア地域上位10カ国からの投資は、2012年から7.1%増加し、1025億ドルとなった。欧州からの投資は18.1%増の72億ドル。米国からの投資は7.1%増の34億ドルだった。

海外から中国への投資、2013年は+5.3%で過去最高

しかし今年は暗雲漂う…

ソロス
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著名投資家であるジョージ・ソロス氏が2014年の世界経済を占った。
ソロス氏によれば、2014年の世界経済の最大のリスクは「中国」。中でも懸念されるのは債務膨張リスクだ。

昨年、中国人民銀行は債務抑制策をとったが、そのとたんに実体経済が悪化し始めた。デフレスパイラルに陥る懸念も表面化。

中国はいわば成長と債務のジレンマに陥っている。

ソロス氏の予言「2014年の世界経済の最大のリスクは『中国』」

中国政府は「リコノミクス」で再起

李克強
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中国における経済政策の司令塔となっている李克強首相は、リコノミクスと呼ばれる経済政策を打ち出しています。リコノミクスでは、過剰融資の縮小、公共事業の適性化、構造改革という3つが提唱されています。

過剰融資を縮小してバブル経済を終わらせるとともに、公共事業に過度に依存した経済からの脱却を図ります。

さらに従来型経済からの転換を目的として、国有企業の民営化、金融市場の開放、土地売買の自由化といった、一連の構造改革を実施するという流れになっています。

中国経済 2014年はここに注目 「リコノミクス」は成功するか?

しかし中国国民は万一に備える

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世界的な金価格の暴落の影響で、中国各都市の金取扱店が金価格を下方調整させるため、購入者が殺到している。

中国では金は富の象徴、裕福のシンボルなので、中国人が金を保有する伝統が昔からあった。特に金が金融リスクをヘッジできると思われ、実物の金を保有しようとする中国人の意欲が高まっている。

中国 金価格の暴落で購入者が殺到

株や債券、もっと言えば通貨等のいわゆるペーパー資産は、発行する企業や国家の信用によって成り立っていますので、発行元の信用リスクが常につきまとい、時によっては無価値になってしまうこともあります。

しかし金は発行元がないことから「誰の負債でもない」ため信用リスクがなく、世界中でその価値が認められていますので、人類の歴史上、一度たりとも無価値になったことはありません。

金の「魅力と特徴」

しかし明るいニュースも

金属
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銅やニッケル、亜鉛などベースメタルの価格が上昇している。投機動向や地政学的リスクなど様々な材料に左右されやすい金や原油と異なり、ベースメタルは中国を筆頭にした世界的需要の影響を受けやすい。

中国経済を不安視する声は多いが、消費は順調に拡大しているもようだ。

中国の景気は見た目のGDP以上に堅調との指摘が多い。例えばネット販売はGDPにカウントされないが、換算すればGDPの1割弱まで伸びているとみられている。ベースメタルの価格上昇は、旺盛な中国の消費に支えられている可能性が大きい。

ベースメタルの価格上昇、消費主導の中国経済成長に楽観

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