福岡市内で採取した大気から、微細なマイクロプラスチックを検出

2019年11月22日更新 view: 8 view
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大気中からもマイクロプラスチック

福岡工業大(福岡市東区)の研究グループが福岡市内で採取した大気から、微細なマイクロプラスチックを検出した。

プラスチックは海洋汚染が世界的な問題になっているが、研究グループは、空気にも微小なものが含まれ、地球規模で移動しているとみて調査を進める。

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福工大の永淵修客員教授(環境科学)らは今年3~9月、同市東区のキャンパスの屋上で空気や雨を採取。電子顕微鏡や、光を当てて素材を調べる機器などで分析したところ、大きさが数十~数百マイクロメートル(1マイクロメートルは1千分の1ミリ)のポリエチレンやポリプロピレンを見つけたという。海で見つかる大きさが5ミリ以下のマイクロプラスチックよりも、さらに小さいサイズだ。

永淵さんはこれまで、水銀や鉛などが雨や雪とともに大陸から日本へ運ばれてくる「越境大気汚染」などについて研究してきた。九州の山で採取した樹氷の分析結果からも、マイクロプラスチックとみられる物質が見つかっているという。

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マイクロプラスチックとは?

マイクロプラスチック(英: microplastics)は、(生物物理学的)環境中に存在する微小なプラスチック粒子であり、特に海洋環境において極めて大きな問題になっている。一部の海洋研究者は1mmよりも小さい顕微鏡サイズの全てのプラスチック粒子と定義しているが、現場での採取に一般に使用されるニューストンネットのメッシュサイズが333μm (0.333 mm) であることを認識していながら、5 mmよりも小さい粒子と定義している研究者もいる。
海洋生物がマイクロプラスチック自体と、それに付着した有害物質(PCBやDDTなど)を摂取し、生物濃縮によって海鳥や人間の健康にも影響することが懸念されている。科学的な検証・検討は途上であるが、日本を含めた世界の官民で、発生量抑制や回収を目指す取り組みが始まっている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

マイクロプラスチック、ピレネー山脈まで

プラスチックごみが細かく砕け、生態系への影響が心配されている「マイクロプラスチック」が、都市から遠く離れたフランスのピレネー山脈で検出された。英仏の研究チームが英科学誌ネイチャー・ジオサイエンスに発表した。風で運ばれてきたとみられ、大気中の濃度はパリと同程度だったという。

 研究チームは2017年11月~18年3月、ピレネー山脈の標高約1400メートル地点で、集塵機(しゅうじんき)を使って調べた。1日平均でフィルター1平方メートルあたり365個のマイクロプラスチックが見つかった。大半が0・01~0・15ミリメートルで、レジ袋など包装に使われている素材の断片や、繊維片などが含まれていた。

測定した場所は最も近い村から7キロ、一番近い都市の仏南部トゥールーズは100キロ以上離れていた。だが、マイクロプラスチックの大気中の濃度はパリと同程度だった。研究チームは「今回の研究は、マイクロプラスチックが風や雪、雨により遠くまで運ばれていることを示した」としている。

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