プロボクシングの名門・協栄ジムプロ活動休止、5年後消滅の可能性も

2019年12月9日更新 view: 19 view

プロ活動休止となる休会届けを提出

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プロボクシングの名門・協栄ジムの金平桂一郎会長が9日午後、都内の東日本ボクシング協会を訪問し、プロ活動休止となる休会届けを提出した。

金平会長は「私の不徳の致すところ。(先代会長の)父も泣いていると思う。父は40年間ジムを守り、私の代でも20年。本当に選手、スタッフ、ファンのみなさんに心配をおかけして申し訳なく思います」と謝罪した。

東日本協会の規定では、5年以上休会が続いた場合、自動的に退会扱いとなる。

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5年以内に復会の手続きを踏まなければ、協栄ジムは事実上の「消滅」となる。金平会長は「復活するつもりがなければ最初から退会している。ジム再開が視野にあるからです。入っている以上は早く『新生協栄ジム』を立ち上げたい。金平なき協栄はありえない」と力説した。

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オーナー側から突然、契約解除を通達される

14年9月から実質的オーナーによるジム運営、金平会長が選手育成、指導に手腕を発揮する役割分担で経営を続けてきた。しかし先月27日、オーナー側から突然、契約解除を通達されたという。現在、運営会社や実質的オーナーとも話し合いができていない状態。金平会長は「ジム内で何かが起こったら会長が責任を持たなければいけない。今、私はジムに入ることができないので、その責任を負うことができなくなった」と休会手続きの理由を強調していた。

休会届けを受理した東日本協会サイドは「今回は試合が決まっている選手がいる状態で休会届けを出したので、復活時の場合は会長の資質を問われますし、ハードルが出ると思います」との見通しを口にした。亀田3兄弟のいとこ京之介が在籍しており、22日には全日本新人王決勝(東京・後楽園ホール)を控える。協会サイドは「早急に選手の救済は話します。ジム移籍へのサポートをしないといけない」との見通しを示した。

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具志堅用高氏(協栄ジムで13度防衛を果たした元WBA世界ライトフライ級王者、白井・具志堅スポーツ会長)「(休会の件は)ニュースで知りました。休会するようなら残念です。さみしいですね」

プロボクシング協栄ジムの金平桂一郎(54)が9日、東日本プロボクシング協会に休会届を提出。即時受理され、同ジムのプロ活動が休止することが決まった。所属のプロ選手はこの時点でフリーとなり、プロ活動を継続する選手は移籍先を探すことなる。

 同会長と代理人の太田貴裕弁護士によると、同ジムでは2014年9月末頃から、クラブオーナーライセンスを持つ同会長が会長としての職責を担い、ジムの運営権を資金提供をしてくれる運営会社に譲渡。だが、今年に入ってから同会長が運営から遠ざけられ、7月末頃からは業務委託料が減額された。先月27日付で、運営会社から契約を解除すると通告されたという。

「ジム内にも入れないという状況で、選手や会員に対し、どう責任をとれるのか。(創設者の)父(故・正紀さん)の遺影も取りに行けていない状態。苦渋の決断ですが、選手が自由に移籍できることを考え、ギリギリよりは早めのタイミングで休会届を出そうと考えた」(同会長)。

 同ジムのプロ選手は、志望者などを含め30人ほど所属。22日に行われる全日本新人王決勝にはスーパーバンタム級・竹原毅、フェザー級・亀田京之介が出場予定で、2選手は早急に受け入れ先を探さなくてはならない。

同ジムには現在、アマチュア会員が約200人おり、ジムとしては運営が続けられている。「協栄ジム」という名称は運営会社側が保持しているというが、仮にプロのジムとして新たにライセンスを持った別の会長を招へいして活動再開を希望しても「協栄ジム」の名前を登録することができない。金平会長が「協栄ジム」を休会させたため、登録上、同じ名前のジムが2つ存在することになるためだ。同会長は運営資金にメドがたてば、新たなジムの設立も視野に入れている。ただ、東日本協会の関係者によると、今回の騒動の影響でジムのオーナーとしての資質が問われることにもなりかねない。同会長サイドは地位確認の訴訟を検討している。

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