『婚活難民』「すれ違いの現場」男と女では「自分の年収」への思いが違う

2013年9月18日更新 view: 8 view

なぜ、こんなにモチベーションの高い男女がすれ違ってしまうのでしょうか。これまで多くの婚活男女に取材してきた、『婚活難民』著者の佐藤留美さん、『30代未婚男』著者(共著)の大宮冬洋さんのお2人に、「すれ違いの現場」で何が起きているのかレポートしてもらいます。

http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20130918-00010627-president-nb

婚活
photoBy: http://www.minamialps-shokokai.jp/images/m-alps/婚…

今回は「おカネ問題」。女性にとっては相手の年収は人生に関わる重大事。男性にとっても妻が稼いでくれるかどうかで生活が大きく変わります。アンケートでは、「年収より性格が大事」などという意見が多くみられますが本当のところはどうなのでしょう?  きれいごとなしの議論をお待ちしています。

 ■佐藤留美さんの回答

 女が男に求める「人並みの年収」とは?  -結婚とおカネ・女の言い分
 http://president.jp/articles/-/10625

男と女では「自分の年収」への思いが違う

大宮冬洋さんの回答

佐藤さんの指摘する「女の半径5メートル問題」、新鮮に感じました。友だちと自分を比較して、自分の体型と彼氏の年収で「持っている指数」を相xxxる、なんてくだりは鋭すぎて笑えてきます。自分の年収ではなく彼氏の年収というのがポイントですね。女性は自分が稼ぐよりも稼ぐ男性に愛されていることがステータスなのでしょうか。
 逆に、男性にとってお金というか年収は「男としての価値」を自他に示す重要な指標です。ここで注目すべきは、貯金額や可処分所得や妻と合わせての世帯年収やいずれ受け継ぐ親の資産ではなく、リアルな年収だけがクローズアップされること。

 なぜならば、現時点でいくら稼げるかが「自分はどれぐらい(社会的に)強いか」を代弁してくれるからでしょう。「オレは年収300万円だけれど、妻や親はすごく稼いでるよ。子どももいないので月の小遣いは10万円! 」と誇ったところで自分の甲斐性のなさを晒すだけです。「前妻との間に子ども2人、その前の妻とは子ども1人。年収2000万円だけれど大半は養育費に消えていく。だから小遣い3万円。今夜はおごってくれよ~」と嘆くほうが力のアピールになります。

700万円の年収が悔しいキャリア官僚

小中学生の頃は、運動が得意だったりケンカが強かったりするイケメン男子が「スクールカースト」の上位に君臨していました。もちろん、女子からの人気もほぼ独占です。ルックスと肉体的な強さがものをいう動物的な世界ですね。

 大人になっても、男性の価値観はあまり変わりません。外見や体力から「稼ぐ力」へとパワーの源泉が移行しただけです。大企業の正社員でも転職を1度や2度は経験するのが当たり前になった近年では、自分の「市場価値」を年収で測る傾向がより強くなっている気がします。

 先日、キャリア官僚の男性(30代後半)に年収を聞いたところ、彼は少し悔しそうな顔をして、「700万円だよ。東大の同期で民間企業に行ったヤツに比べると、ずいぶん少ない」と自嘲気味に語っていました。自分の価値はこんなものではない、と示唆したかったのでしょう。彼は官僚の仕事に情熱と自信を持って取り組んでいます。社会的な地位を考えたら、キャリア官僚はまだまだ一目置かれる存在ですよね。それでも、年収を周囲と比較して気後れしてしまう。バカバカしいけれど現実です。男性にも「半径5メートル問題」は該当するのかもしれません。

「低年収男」の美点を褒めてあげよう

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ただし、異性を相手にする恋愛や結婚の場合は、男性同士ほどは年収を意識する必要はありません。もちろん、共稼ぎでも子どもを育てられるぐらいのお金は前提条件として必要でしょう。その点で、佐藤さんが引用された調査結果(未婚女性が結婚相手に求める「最低年収」は400万円~500万円)は納得感があります。

年収は高くなくても、子育てや家事に参加してくれる男性、外見がすごく好みのタイプな男性、高学歴で社会的な地位が高い男性(さきほどのキャリア官僚とか)、仕事やキャリアを理解して協力くれる男性(自分の職場近くに引っ越してくれるフリーライターとか)、夢の実現に向かって生き生きと熱中している男性(芸術家や起業家とか)など、女性が結婚相手に求める積極的な条件はバラバラです、よね。

男性は男同士のパワーゲーム基準(年収)を女性相手にも持ち込みがちです。はっきり言って幼稚ですよね。そのためか、経済的な理由で「まだ結婚できない」と考え、結婚に二の足を踏む男性も多いのです。

でも、貨幣経済での熾烈な競争に身をさらし続けて頭が少しおかしくなっているのだと思って、温かく見守ってあげてください。あなたが「男は年収! 」と思っている女性でない限り、おいしい料理でも一緒に食べながらあれこれしゃべっている(途中で彼の美点を見つけたら軽く誉めてあげてください)うちに、「あれ?  男の価値は年収だけじゃないみたいだぞ。言われてみれば当たり前か」と我に返る男性もいるはずです。ちょっとした降格で心が折れたりはしない、したたかでバランスのとれた大人に成長できるかもしれません。その男性と結婚しましょう。

大宮冬洋
1976年埼玉県生まれ。一橋大学法学部卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に就職。退職後、編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターに。ビジネス誌や料理誌などで幅広く活躍。著書に『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました。』(ぱる出版)、共著に『30代未婚男』(生活人新書)などがある。
実験くんの食生活ブログ http://syokulife.exblog.jp/

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