華麗なる東映アクションシリーズ異色キャストがヤクザ社会に波瀾を巻き起こす!『新仁義なき戦い 組長の首』(1975)

2013年9月21日更新 view: 9 view

『新仁義なき戦い 組長の首』(1975)

上映時間 94分

製作国 日本
初公開年月 1975/11/01

監督: 深作欣二
企画: 日下部五朗 橋本慶一 奈村協

脚本: 佐治乾 田中陽造 高田宏治
撮影: 中島徹
美術: 鈴木孝俊
編集: 堀池幸三
音楽: 津島利章
助監督: 清水彰
出演: 菅原文太 梶芽衣子 成田三樹夫 渡瀬恒彦 西村晃 山崎努 織本順吉 室田日出男 ひし美ゆり子

ひし美ゆり子の存在がやばい。

菅原文太は仁義シリーズのどの作品よりも主人公らしくふるまっている。

最初に敵の親分(共栄会会長)をチャカで殺って刑務所にはいるところは、『新仁義なき戦い』一作目と同じ流れ。

しかし、そこに山崎努がいる。xxx映画にはめずらしいキャスティングで、この目新しさとともに狂言回しとなって、半分ぐらいまでドラマを引っ張っていく。つまりは、話をかきまわして面白くする存在ってわけだ。

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山崎演じる楠は、大和田組長の娘婿である。娘が梶芽衣子、大和田組長が西村晃。山崎と船から降りた親分を倒し、七年間刑務所へ。

そこで小林稔侍、三上寛と知り合い、舎弟とする。三上寛のかき鳴らすギターと哀切極まるフォークソングが後に三人のアパートのベランダから響き渡ることになる。

そういえば、渡瀬恒彦も活躍する。『狂った野獣』の時のバスではないが、車の暴走で成田暗殺に奔走することになる。

ところで、山崎はヒロポン中毒だ。暗殺前にも薬切れで便所にこもるが、うっかり注射器を便器に落として、汚いからそのまま薬は飲んでしまう。

ホントなら、文太がムショから出てくる頃には大幹部として睨みきかせてなきゃならないのだが、ピロポンで顔青ざめてうらぶれている。梶のやっている飲み屋でようやく糊口をしのいでいる。

文太に約束した五百万円も調達がおぼつかない。

そんな大和田組だから時期組長織本順吉の座を幹部たちが争っている。有力なのが三人にて、室田日出男、成田三樹夫(梶原)、織本順吉。ひし美は、室田と成田の間を体使って渡り歩いている。そんな室田をトルのが三上寛だ。

最後には小林が成田をとる。全部持っていくのがひし美という図式。文太も生き残るけど、流れ者だから街にとどまりはしないのだ。

そもそも跡目争いで泥沼化する要因が山崎であって、切羽詰まって大和田親分を殺してしまうのである。

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